アクチュアリー1次試験(会計・経済・投資理論)勉強方法

  • 2022年2月15日
  • 2022年2月26日
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はじめに

1次試験会計・経済・投資理論(以下KKT)を合格することができましたので、私が行った勉強方法やスケジュールについて記載します。今後受験される方の参考になれば幸いです。当記事は、以前執筆した以下の記事の内容が前提となっている箇所がございますので、未読の方はこちらからお読みください。

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試験勉強

KKTを受験するにあたっての注意事項

KKTを受験するにあたって、事前に知っておいたほうがよい事柄をお伝えします。

出題範囲が広い

KKTは、その名の通り会計・経済・投資理論という3つの分野を全て満遍なく勉強する必要があります。教科書の数も他教科より多く、意外と勉強に時間がかかります。

足きりがある

KKTには足きりがあります。会計25点、経済25点、投資理論50点という配点ですが、各分野最低4割(つまり、それぞれ最低10点・10点・20点)取る必要があります。特に会計10点の足きりに引っかかる人が多いです。

正確に暗記する必要がある

近年正確に暗記をしていないと回答できない設定が増えています。特に経済で顕著のように思えます。以前は「正しい文章の組み合わせを以下の選択肢から選べ(4つの文章のうち、1もしくは2個正しい文章を見つければ解答可能)」という設定が続いていましたが、近年は「正しい文章を全て選べ(理論上4つの文章がすべて正しいまであり得る)」という設定に変わっています。

新傾向の問題も少しずつ出題されつつある

基本的に過去問準拠で出題されることが殆どですが、直近数年では近年出題がなかった形式の問題が出題されつつあります。

他科目に比べれば合格率は安定している

他科目(特に損保数理、年金数理)に比べると合格率は安定しています。時間をかければかけるだけ成果が出やすい科目になっています。

(特に会計について)向き不向きが大きい

KKTは、最初の受験科目として勧められやすい科目です。確かに損保数理や年金数理に比べると全体的な難易度は低いです。しかしながら、会計の分野については人によって向き不向きが大きく、損保数理・年金数理よりも難易度が高いという人もいます。少し勉強をやり、向き不向きを把握したうえで、どれだけ時間をかけるかという作戦を立てましょう。

スケジュール、勉強方法

管理表

スケジュール

  1. 2月中旬~7月(合格へのストラテジー発売まで):教科書中心の勉強
  2. 7月~9月中旬:合格へのストラテジー1周+過去問1,2年
  3. 9月中旬~試験当日:過去問10年分4,5周

勉強方法

2月中旬~7月(合格へのストラテジー発売まで)の勉強方法

この期間は教科書を用いた勉強を行っていました。特に会計の教科書を熟読していました。経済と投資理論は過去問等を中心に勉強する予定でしたので、さらっと読んでいました。

7月~9月中旬の勉強方法

合格へのストラテジーが発売されたのち、合格へのストラテジーを用いて演習を開始しました。必須である問題を抑えているのですが、覚えが悪くかなり苦戦した記憶があります。そのため、今後の過去問演習も年金と同様、短く深くやることをぼんやりと決めていました。

合格へのストラテジーでの演習が終わった段階で、過去問演習1,2年を行いました。

9月中旬~試験当日

会計基準が変わっていることなどもあり、また自分の理解不足で苦戦したこともあったため、過去問は10年分に留めて何週も行いました。10年分を1,2時間で9割以上とれるまで仕上げました。

受験歴(申し込み歴)

-1回目(記念受験):不合格III
0回目(記念受験):不合格III
1回目:合格

使用書籍

使用書籍は、教科書と合格へのストラテジーと過去問です。

参考サイトなど

  • EY新日本有限責任監査法人のHPテーマ別解説
    このHPではテーマ別に会計の内容を設例等を踏まえながら解説しています。会計の教科書で理解が及ばなかった個所などは適宜上記サイトを参照して、理解を深めていました。会計の勉強会をする際などにも使用しています。かなりオススメのサイトです。

個人的には退職給付会計について、教科書は文章ばかりで理解ができませんでした。一方、上記サイトは図を多用しており、かなり理解が深まりました。

試験本番時のメンタルなど

当日の試験では、苦手な箇所・覚えきれてない箇所も出ることが容易に想定できましたので、わからない問題はざっとやって、自身のある問題に集中する作戦を立てていました。

想定通り(?)暗記不足がたたり、当日の暗記問題はほとんどできませんでした。そのため心理的には、ビハインドを負ったという状況です。一方計算問題は過去問準拠のものが殆どだったため、そちらに集中して取り組みました。一通り終わった段階で暗記問題の熟考に入りました。勘で当たってくれと祈りながらマークしていました。

終了後の感触は、会計10点、経済10数点、投資理論40点前後という感じで計算ミスがなく、暗記問題が勘で当たっていれば何とか・・・という感触でした。

おわりに

合格

後半は合格へのストラテジーに傾倒した勉強方法になってしまったため、教科書の暗記をもっとやっておけばよかったということを後悔しております。KKTで難易度をあげようと考えると、暗記問題をいかに難しくするかというところだと個人的には思っています。今後は教科書の暗記をしっかり行って勉強していくべきだと思いました。