アクチュアリー1次試験(数学)勉強方法

  • 2022年2月13日
  • 2022年2月26日
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はじめに

1次試験数学で私が行った勉強方法やスケジュールについて記載します。今後受験される方の参考になれば幸いです。当記事は、以前執筆した以下の記事の内容が前提となっている箇所がございますので、未読の方はこちらからお読みください。

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試験勉強

数学を受験するにあたっての注意事項

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数学を受験するにあたって、事前に知っておいたほうがよい事柄をお伝えします。

公式暗記(特に統計)が必須

信頼区間や検定などの問題は公式暗記が必須になります。覚えていないと時間内に解ききれません。

大問は新傾向の問題が出る

最近の大問は新傾向の問題であることが多いです。2021年度は純粋数学の証明問題が出たそうですね。私が受験した年度もよく知らない(教科書にはあったのでしょうが)公式の証明が出ており、本番中大変苦労しました。

確率で出鼻をくじかれないように注意

当時私が受験していた時、小問(1)は確率の問題であることが多かったです。ここで躓くとそれ以降心理的にビハインドを追うので気を付けましょう。敢えて解きやすい問題から解くのも手です。

小問は計60点(5点×12問)

数学は小問を全て完答できれば合格できます。しかしながら、中々そのようなことは起こりにくいです。新問などでどうしてもミスします。一方で、ここでの正答率は大きく合格に影響します。何度もシミュレーションを行って、試験中どのような作戦で進むのかを想定し臨機応変に対応しましょう。

スケジュール、勉強方法

管理表

スケジュール

勉強1年目(学生時代)

  1. 9月~10月末:確率統計の基礎知識がないまま、合格へのストラテジーで演習
  2. 11月~試験当日:過去問演習をするも理解しないまま当日を迎える

勉強2年目(学生時代)

  1. 9月~10月末:合格へのストラテジーで演習
  2. 11月~試験当日:過去問15年分2,3周+合格へのストラテジーの公式全暗記

勉強方法

1年目の勉強方法

9月中旬~10月末の勉強方法

数学科に所属していましたので、確率・統計の基礎知識がなくても大丈夫だろう、合格へのストラテジーでの演習さえすれば問題ないだろうという甘い考えをもちながら勉強していました。過去問も10年分2周程度は解いた記憶があるものの、2時間強で60,70点レベルにしか仕上げられませんでした。

当時を振り返ると全く理解していなかったように思えます。今考えても非常に頭の悪い勉強方法だったと思います(当日お約束通りにボコボコにされるのですが・・・)。大きく以下3点が反省点です。

  • 合格へのストラテジーに過信しすぎていた
  • 勉強開始が遅すぎる
  • あまりにも理解していなさすぎる

今振り返ると、2年目で1点だけしか改善していなかったように思います。

2年目の勉強方法

9月~10月末の勉強方法

ひたすら合格へのストラテジーで演習を行っていました。過去問を除くと、合格へのストラテジーしか勉強していないと思います。以下、自戒です。

1年目の反省を生かさず、またもや勉強開始の期間が遅いです。合格へのストラテジーへの過信も捨てきれておらず、確率・統計の基礎知識を身に着けようともしていませんでした。しかしながら、1年の慣れがあったのか、合格へのストラテジーへの理解が急に進みました。帰納的に、こう考えるものだというのを演習から学んでいたのかもしれません。

10月末~試験当日

ひたすら過去問演習と合格へのストラテジーの公式集全暗記を繰り返し行っていました。今回は、過去問15年分を2時間で90点取れるレベルまで仕上げられました。

受験歴(申し込み歴)

0回目(記念受験):不合格III
1回目:不合格III
2回目:合格

使用書籍

使用書籍は、合格へのストラテジーと過去問です。

参考サイトなど

数学も特段参考サイトはありません。公式や証明などを適宜検索していたように記憶しています。

試験本番時のメンタルなど

1年目の本番中のメンタル

就活前の受験ということもあり、数学には受かりたい(あの勉強量で受かる気あるのかと突っ込みたくなりますが)と考えていました。しかしながら、試験は甘くなく合格率が非常に低い年度に当たりました。あまりに勉強していなかった自分がふがいなく、試験後寒空の中とぼとぼ数駅歩いた記憶があります(翌日風邪を引き、生保数理の記念受験を欠席しました)。

2年目の本番中のメンタル

急に理解が進んだこと、過去問を2時間で90点以上というレベルに仕上げていたこともあり、絶対に合格するぞと意気込んでいました。しかしながら、前年と同様合格率の低い年度に当たりました。あれだけ過去問やっても(そもそも全然やってないだろと突っ込みたくなりますが)合格は厳しいのかと諦めそうになりましたが、覚えた公式等を必死にフル活用して解ける範囲で解ききりました。もがくだけもがこうと奮起した試験だったと振り返って思います。

試験終了後の感触は、50点前後で合格は無理だろうという感触でした。

おわりに

合格

また来年受験かと思いながら当日の合格発表を確認した記憶があります。適当に塗った箇所がたまたまあっていたのかわかりませんが、なんとか合格することができました。勉強量はひどいものでしたが、「過去問10年分2時間90点以上」という自分なりの合格への道を見つけられた思い出に残る試験だったと記憶しています。みなさんも、どの科目でもよいので合格して自分なりの方法を確立していきましょう。