1.新卒秋採用を探す
2.通常の総合職で入社し、アクチュアリー関連部署へ異動する
3.アクチュアリー関連部署へ転職する
はじめに
みなさんの中でアクチュアリー採用の内定がアクチュアリーになるための必要条件と考えていらっしゃる方はいませんか。確かにアクチュアリー採用は、近道にはなりますが必要条件ではありません。
みなさんが内定をいただけるように願っておりますが、万が一内定をもらえなかった場合の対応方法を3つ紹介したいと思います。
新卒秋採用について
一つ目は、新卒秋採用を狙う方法です。アクチュアリーの内定辞退があり、企業が急遽採用せざるを得なくなった場合にこの選択肢を選ぶことができます(要するにその時の運次第です)。
私が就活していた当時は何社か秋採用を行っていました(基本的に業界内では規模の小さな会社でした)。しかしながら、アクチュアリー就活生の数が年々増えている気がしているため、この方法は望み薄である可能性が高そうです。
・メリット | ・デメリット |
①新卒でアクチュアリーになれる | ①秋採用が実施されるかは運 |
アクチュアリー部署へ異動する方法について
二つ目は通常の総合職で保険会社等に入社し、人事異動でアクチュアリー関連部署への異動を狙う方法です。
「経験をもとに語るアクチュアリー就活Q&A その3(メンタル・リスク管理・ギャップ)」の記事でも、通常の総合職の受験を勧めました。勧めた理由は、この選択肢を取ることができるからです(同時に無い内定の回避も兼ねています)。
私の知る限りでは、希望して1年でアクチュアリー関連部署に異動になった方もいらっしゃいました。
初期配属はアクチュアリー関連部署以外となってしまい回り道になってしまう上、試験勉強にも中々周りの賛同が得られにくくしんどい思いをすると思います。
しかしながら、再現度が高い方法であるためおススメです(意外な人もいると思いますが、営業などで経験したことがアクチュアリー業務に役立つことがあります)。
・メリット | ・デメリット |
①再現度が高い ②営業などでの経験が今後に役立つことがある | ①異動まで数年は我慢の必要あり ②試験勉強などで周りの賛同が得にくい |
アクチュアリー関連部署へ転職する方法について
三つ目は転職を利用する方法です。「アクチュアリー 転職」などで検索すると意外と多くの募集があると思います。しかしながら、必須条件(勤務経験、試験合格など)が課されていることもあるため、条件に合致するかは要チェックです。
一方、条件に合致して採用となれば希望の業務を行えます。他業種に新卒で入社する場合を考えると、経理や決算に関連した業務を行える職種に就くのがよいでしょうか(経理経験はつぶしがきくため)。
・メリット | ・デメリット |
①確実に希望の業務ができる ②転職で市場価値が高まる | ①必須条件がある(保険会社等での勤務経験〇年、試験合格〇科目など) ②人間関係などの環境が変わるので入社直後は非常に大変 |
おわりに
今回は、アクチュアリー新卒採用以外でアクチュアリー業務をする方法について記載させていただきました。アクチュアリー候補生として新卒で採用していただくのが近道ではありますが、他にも方法はあります。
別のキャリアを歩んだうえでアクチュアリーになることも選択肢として入れていただければと思います(個人的にはそのような人と一緒に仕事をしたいと思っています)。